リンパ浮腫のケア

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エム治療院では静脈およびリンパ管の輸送障害などによるリンパ浮腫でお悩みの方に国際リンパ学会において標準治療と認められている複合的治療(リンパ浮腫保存的治療)を行っております。複合的治療は、①スキンケア②医療徒手リンパドレナージ③圧迫療法④圧迫下での運動療法を基本として、お一人お一人の状態に応じて適切に行いむくみを改善する治療法です。

基本的には、下記のような治療の流れになりますが、症状・年齢・ご希望等・個人差により、患者様に最も適切と思われる順序と内容へ変更することがあります。その場合しっかり説明させて頂きますので、ご理解いただければ幸いでございます。

初めてのリンパ浮腫治療時には、これまでの病歴・現病歴・手術歴・放射線治療・化学療法の有無等が記載された主治医が発行した「診療情報提供書」（患者紹介）が必ず必要となります。安全に治療をお受けいただく為に、医師との連携のもとに治療を進めて参りますので、必ずご用意していただくようお願いしております。診療情報提供書は、下記よりダウンロード可能です。

私の場合はどんな治療が必要？治療ってどんなことをするの？きちんと知ってから治療を行いたい・・・。具体的に治療を始める前に、安心して施術をお受けいただけるように、初診としてカウンセリングをご提案しています。施術を行うかどうか、カウンセリング後に決めて頂いて構いませんので、どうぞお気軽にお申し込みください。

初診カウンセリングでは実際の施術治療は行いませんので、この時点では診療情報提供書がなくてもお受けいただけます。

浮腫には、心臓や腎臓、内分泌性機能異常などが原因となる全身性の浮腫もあり、このような場合は治療法が違うため当院では治療は行えません。

 【カウンセリング内容】

◆予診票に基づいて、症状・状態の確認

◆計測・写真撮影

◆圧迫療法の説明と選択

◆セルフケア指導

◆現状と希望目標に寄り添う治療計画の提示

◆リンパ浮腫と治療について資料を使って学ぶ

・リンパ浮腫とは

・リンパ管の働き

・リンパ浮腫の治療法

（スキンケア・リンパドレナージ・圧迫療法・運動療法）

・多い合併症である蜂窩織炎について

・弾性着衣等の療養費申請について

カウンセリング時の【お着替え】について・・・

カウンセリングではその後の治療に活かすため、視診・触診・計測・患肢の写真撮影を行います。専用のものもございますが、お手持ちの着衣をお召しいただければ、お着替えいただく手間が省け時間を有効にお使いいただけます。●上肢の浮腫みの場合は、タンクトップ・キャミソール。＊ブラタンクトップ、キャミソールは不可→不可の理由：アンダーバスト部を締め付けるので、浮腫の程度によっては影響があるためです。●下肢の浮腫みの場合はショートパンツ・ショーツにスカートなど、患肢と隣接する部位を見せていただけるものが好ましいです。＊ハーフパンツは不可→不可の理由：裾をまくり上げても太もも途中までしか上がらないため。

カウンセリングのあと続けて、治療を同じ日に行うことも可能です。ご希望される方はあらかじめその旨をご予約時にお気軽にご相談ください。この場合、診療情報提供書（患者紹介状）は必ずご用意ください。適切かつ安全に治療をお受けいただくために主治医との連携が欠かせません。診療情報提供書がない場合は、治療を行うことは出来ません。

弾性着衣については、カウンセリング時の計測に基づき、試着用サンプルを取り寄せるため、後日訪問時にご試着となります。試着用サンプル取り寄せには１週間程度（土日祝祭日を含まず）お時間をいただいております。弾性着衣は、治療に必要と判断される時・買い替え時期・患者様が希望される時に必要となるものです。